2025年が始まり、今年もしっかりと栃木の魅力を伝えていこうと目標を立てました。
その決意は心の中だけでも十分なのですが、何かに誓いを立てて行動すればよりその決意も強まるもの。
友人などに話すのもいいですが、ここはやはり神様に誓いを立てて見守ってもらいたいと思いました。
そこで、栃木のお伊勢様として親しまれている神社「神明宮」にお参りすることに。
今年の決意をしっかり神様に伝えてきました。
街中に鎮座する由緒ある神社
神明宮は、栃木市街地のほぼ中央、栃木市第二公園の隣にあります。
立派な鳥居の前にある、神明宮と神社名がかかれた石柱からは歴史を感じますよね。
どのくらい歴史のある神社なのでしょうか?

鳥居の前にはもう一つ、神社の由緒について説明されている板がありました。こちらも文字がかすれているなどして読めない部分が多いのですが、そこからも神社の古さと趣きが醸し出されている気がします。

鳥居をくぐった先の参道横にあったのは、比較的あたらしめな神明宮の案内。これを見れば、御祭神や神社の由来、歴史などがしっかりわかりますね。
歴史好きの私としては、このような由来などは毎回しっかりチェックするポイントです。
ここ神明宮では天照皇大神(あまてらすおおみかみ)などの三神を祭っていらっしゃるようで、天照皇大神はよく耳にする名前だと思います。

厳かな境内で決意を新たに
境内を歩いていくと、手水場がありました。水の出る部分の彫刻も凝っていて、この手水場をつくられた方の思いがここに込められているのかなと、手を洗いながら思いを巡らせます。
身を清めて、お参りの準備は完了です。

拝殿に向かう途中にあった建物です。奏楽殿と名前のついたこの建物は、神様に捧げる舞いなどをする場所のようですね。
どのような舞が神様に捧げられるのでしょうか?神楽などの舞がある時があれば、またあらためて訪れてみたいと思います。
参道をさらにまっすぐ歩いていくと、拝殿に到着。とても立派な建物ですね。

この拝殿は、明治時代に神仏合同布教という施策をおこなうために建築された中教院という建物が基となっているそうです。
のちに神仏合同布教は廃止され、建物も閉鎖されましたが、再建をはかって現在のような立派な建物になったという経緯があります。
平日の朝に伺ったので私の他に参拝客はおらず、静かな雰囲気がより気分を清らかにしてくれるような気がしました。
丁寧にお賽銭を捧げたあと、自分の名前と今年の決意をしっかりと心の中で伝えました。

歴史を感じるものは他にもたくさん
参拝も済み、後はゆっくりと境内を見てまわることにしました。
近くにあった石柱を見てみると、巴紋を発見。巴紋一つとってもそこから歴史をたどれます。
これは左三つ巴と呼ばれるものですね。戦国武将の家紋としても使われるので、知っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

拝殿近くにあった、おみくじと絵馬。この一つ一つの絵馬やおみくじに、神様に願ったことや誓いがかかれていると思うと、神社はさまざまな思いの集う場所だなと感じます。

拝殿横には、茅の輪くぐりがありました。厄除けや無病息災を願うための茅の輪くぐり。この茅の輪はカラフルで何か楽しげですよね。

帰り道にあらためて行きにくぐってきた鳥居の土台部分をみてみると、プレートが設置されていました。
この鳥居自体は、今の上皇様が当時の天皇陛下として即位された記念として建てられたもののようですね。こういった部分にも、新しいとはいえ由緒を感じますね。

参拝も無事に終わりました。
神社という場所は神様の住まう地。神聖な場所にお参りすることで、自分も神聖な気持ちになり、身が引き締まる感じがしました。
神様との約束を守るため、今後もしっかり活動していきたいと思います。
神明宮
住所:栃木県栃木市旭町26-3
アクセス:JR両毛線、東武日光線「栃木駅」から徒歩約18分
電話番号:0282-24-4530