栃木壬生街道沿い、惣社町にある「大神(おおみわ)神社」をご存じでしょうか?
街道沿いには小さめの案内看板しかないので、分かりにくいかもしれませんが、遠くからでも広く大きな杉林が見えるので、あそこかな?と想像がついた方もいるかもしれません。今回はそんな大神神社の魅力をご紹介したいと思います!
下野国を代表する下野国最古の神社
大神神社は、奈良の大和国一宮である大神神社の分社であり、下野国一宮で延喜式内社という格式高い神社です。 また、別名「室の八嶋」と呼ばれており、万葉集や奥の細道でも知られる歌枕の地であり、多くの歌人によって多くの歌が残されています。
<境内を散策!>
表参道は細かい砂利の道で、鳥居の入り口から約50Mくらいはあります。大きな杉の木に周りを囲まれている境内は、ひんやりとしていて、周辺とは少し違い独特の空気感があります。
お堀を渡ると左右に大きな杉の木が鎮座しています。
その横には室の八嶋があり一つ一つに祠があります。筑波神社・天満宮・鹿島神社・雷電神社・浅間神社・熊野神社・二荒山神社・香取神社が祀られている島々を小さな橋をわたりながら見ることができます。他ではあまり見られないこの島々は、楽しみながら御参りできます。
綺麗な木々が生い茂っており、とても癒される空間です。橋沿いにもみじの木があるので、紅葉の時期はもっと素敵ですね。
主祭神はとても立派で厳格な雰囲気が漂っています。万能の神ではあるそうですが、ご利益は福伸・婚姻・子育て・医薬・醸造だそうです。
賽銭箱の横にアルコール消毒がおいてありますので、神鈴を鳴らす際に使えます。また、500円を賽銭箱に入れると室の八嶋「参拝の証」をいただくことができます。
拝殿横に社務所があり、御朱印やお守りが購入できます。平日の昼間に伺いましたが、社務所は開いていました。社務所に鯉の餌が売っていたので、お堀に居たのかもしれません(私は見れませんでした)。
社務所の南側に藤棚があります。見ごろの時期に行くと、楽しめそうです。
参道は表参道以外に東参道・西参道があります。それぞれ雰囲気が違うので、全部歩いてみても良さそうです(わたしは表参道と西参道を歩きました)。
駐車場は広く停めやすいですが、表参道側ではなく西参道側にあるので、一度駐車場から境内を抜けて表参道を逆走して、表から入り直す感じになります。
栃木市内でもここまで立派な神社はあまりないのではないでしょうか。参拝客は多くはありませんでしたが、独特の空気感に触れパワーチャージできます。是非一度訪れてみてはいかがでしょうか?
大神神社(おおみわじんじゃ)
住所:栃木県栃木市惣社町477
アクセス:東武宇都宮線 野州大塚駅より徒歩約18分
駐車場:30台ほど