蔵の街とちぎの伝統的な蔵をリノベーションした喫茶店「物華」は、日光例幣使街道沿いの嘉右衛門町にあります。
今回はこちらのお店をご紹介します。
蔵の店構えが素敵
日光例幣使街道には、蔵がたくさん立ち並んでいて、どこも目を惹くおしゃれな外観です。中でも、この「物華」さんは暖簾で店内がほとんど見えない佇まいが、より期待感をアップさせてくれます。
店内はテーブル席が4つ。入った瞬間から、この空間の虜になります。
吹き抜けになっているのに、開放感というよりも閉塞感を感じるインテリアが不思議です。昔ながらの木の色合いや少し暗めの照明がほどよく落ち着けます。また、柱時計の音が心地よく響きます。この空間だけ、時間の流れがゆったりとしてるような。。。そんな気持ちになります。
お冷のグラスのサイズ感が小ぶりで可愛いです。茶托は、鉄素材なのでキーンと冷えた感じが保たれますし、光の反射が綺麗で見ているだけで癒されます。
メニューが豊富
飲み物のメニューが豊富で、珈琲だけで6種類。
茶と紅茶で12種類もあります。お茶の説明を読んでいるだけで楽しいですね。この他にカフェラテやジュースもあり、豊富な品数に何を飲もうか悩みます。
甘味は4種類。伺った日は、杏仁豆腐が終わっていて、その代わりにロールケーキの提供でした。
食器を愉しめる珈琲時間
何ともレトロな器で、品があります。ブレンド珈琲はあっさりとしたお味。
並々注がれたカフェラテ。手作業でミルクを泡立ててくれていました。その泡立てる音が心地よく空間のスパイスになっています。ぼてっとした厚さの質感で手に馴染む素敵な器での提供でした。
どの甘味も甘さ控えめ。珈琲と甘味を足して2で割る、一緒に味わうと言うより、それぞれを愉しむ感じがしました。
砂糖はザラメで、このように各テーブルに置いてあります。メニューや砂糖の器など、どれをとっても素敵な喫茶店です。
仕事終わりにも良い喫茶店
実は、日曜日の昼に伺いましたが満席で、その後も何組かいらっしゃっていました。常連さんも多そうでしたね。人混みを避けたい、のんびりと静かに時間を過ごしたい方には、平日や夜の利用が良さそうですね。
蔵を利用したレトロな純喫茶だからこその空間が、仕事終わりにゆっくりした時間を過ごしたい、夜喫茶にもおすすめです。
小道具や食器、布ものなどの販売もありました。そして、この空間をうみだしている店主の優しい雰囲気とゆったりな佇まいに、ぜひ癒されに行ってみてください。
物華 工藝と喫茶
住所:栃木市嘉右衛門町1-12内
交通:東武日光線「新栃木駅」から徒歩16分
両毛線「栃木駅」から徒歩24分
電話番号:0282-25-5386
営業時間:12:00~19:00(平日:春/夏/秋期)
11:00~19:00(土日:春/夏/秋期)
※冬期は閉店時間が1時間ほど早くなります
定休日:水曜日(臨時休業あり)
駐車場:店舗隣の岡田記念館駐車場