石橋駅から車で約5分、文教通り沿いの石橋高等学校前にある下野市で長く愛されている喫茶店「COFFEE HOUSE PARCEL(コーヒーハウスパーセル)」。
レトロなペンション風な建物でノスタルジックな雰囲気が漂います。

ドアを開けた瞬間、ママさんとスタッフの方が笑顔で「いらっしゃいませ」と声をかけてくださいました。
その温かい笑顔に、まるで自分の居場所に帰ってきたような安心感に包まれました。
店内の様子と多くの人に愛されてきた歴史
白を基調とした店内はカウンターとテーブル席があり、窓際や壁には観葉植物や絵画が飾られていました。
初めて訪れるのに、どこか懐かしさを感じるこの空間には、地元の人たちの日常がやさしく息づいています。

今回はカウンターの席に座らせていただき、気さくなマスターご夫妻や常連さんともお話しをすることができました。
2025年で創業41周年を迎えたこちらのCOFFEE HOUSE PARCEL。
昭和の頃から変わらず、地域の人々の憩いの場として愛され続けています。
マスターご夫妻やスタッフさんとの会話を楽しむ常連さん、ランチを目当てに訪れる家族連れ、そしてひとりで本を読みながらコーヒーを味わう人。
そのどれもがこの場所に自然に溶け込んでいて、老舗の喫茶店としての存在感を確かに感じさせてくれます。
栃木県で有名なタウン情報誌『もんみや』にも掲載され、近隣の小山市や宇都宮市から足を運ぶ人も増えているそう。
県内だけではなく、他県から出張や旅行の際に必ず立ち寄ってくださるお客様もいるのも居心地の良さから納得でした。
喫茶店の絶品オムライス
日替わりランチメニューの他にグランドメニューがあり、たくさん選択肢があるなかでどれにするか悩みましたが、今回はオムライスをオーダーしました。

お料理を待っている間も、スタッフさんと常連さんの会話にまぜていただき、初めて訪れたとは思えないほど楽しい時間を過ごすことができました。


トロトロの卵の中には、ピーマン、玉ねぎ、ベーコンが香ばしく炒められたケチャップライス。
控えめな酸味のケチャップソースが全体を包み込み、口に入れるたびにほっとするような優しさが広がります。
丁寧に作られた味で、最後の一口までおいしくいただける一皿でした。
また訪れる楽しさが詰まっているメニュー
COFFEE HOUSE PARCELの魅力は料理のおいしさだけではありません。
メニューの豊富さに驚きました。




食事メニューはもちろん、パフェやケーキなどのデザートも充実しており、訪れるたびに何を頼もうか迷ってしまうほどです。
その中でも特に、人気メニューのビーフシチューやドリンクメニューの「コーンフレークココア」が気になりました。
次回訪れた際にはぜひオーダーしてみたいと思います。
心がほっこりできる場所
食後にホットコーヒーをいただきました。
あっさりとした飲みやすさで、食後にぴったりでした。

こうした食の楽しみと、ママさんやスタッフの方の温かい接客、そしてゆったりとした店内の空気が重なり、パーセルは下野市での生活の中にほっとひと息つける時間を提供してくれる場所だと感じました。
地元の方々に長く愛され続ける理由が、この一つひとつの心遣いにあらわれているようです。
新しいカフェが増えていくなかでも、こうした“地元の居場所”が残っているのは、この街のあたたかさの象徴なのかもしれません。

パーセルの魅力は、料理や雰囲気だけでなく、時間の流れそのものにもあります。
慌ただしい日常から離れて、心を落ち着けるにはぴったりの場所です。
仕事の合間に立ち寄るのもよし、休日に本を片手にゆっくり過ごすのもよし。
地元の方々に長く愛され続ける理由は、41年にわたって積み重ねられてきた温かい心遣いにあるのでしょう。
どこかノスタルジックな安心感と昔ながらの喫茶店の魅力を感じられるCOFFEE HOUSE PARCEL、ぜひ訪れてみてください。
COFFEE HOUSE PARCEL
住所:栃木県下野市石橋526-5
アクセス:宇都宮線「石橋駅」から車で約5分、徒歩約17分
TEL:0285-53-3606
営業時間:10:30-19:00
定休日:土曜日




















