「開運のまち」小山市の氏神様として鎮座し、人々の心の拠り所として、「祇園さん」と呼ばれ、親しまれている「須賀神社」をご紹介します。
最近は恋愛成就、復縁神社として、またパワースポットとしても人気があります。
小山駅から徒歩10分程度、国道4号線沿いにあります。
参道は長く、一方通行ですが車両通行も可能です。
旧日光街道からはじまり、神社の目前で国道4号線で分断されています。
参道は、夜は灯りがともされていて、幻想的な雰囲気になりますよ。
須賀神社の歴史
須賀神社は、1070年の歴史をもつ由緒ある神社です。
社伝によると、この地の武将であった藤原秀郷(ふじわら の ひでさと)公が総建しました。
平将門の乱を鎮圧するときに、素盞嗚命(スサノオノミコト)に戦勝祈願して成就したことから、京都の祇園社(八坂神社)から御分霊を勧請して祀ったのが、はじまりとなっています。
また、須賀神社は徳川家康公のゆかりの地でもあります。
天下分け目の関ヶ原の戦いのきっかけとなった、有名な軍議である「小山評定」が開かれ(須賀神社境内で開かれたという説もあります)
家康公が須賀神社で戦勝祈願をして、見事勝利を収め天下を取りました。
その後の徳川幕府が260年も続く、歴史的なターニングポイントの舞台になりました。
最近はNHK大河ドラマ「どうする家康」も放送されており、注目されそうですね。
須賀神社で参拝をしてきました
須賀神社をあらためて、参拝してきました。
入口は国道4号沿いの大きな鳥居が一般的ですが、駐車場のわきの石鳥居からも入れます。
まずは手水舎で手と口を清めて、神門をくぐります。
神門には豊磐窓命(とよいしまどのみこと)、櫛磐窓命(くしいわまどのみこと)が鎮座しており、二体は老と若、口元は阿吽(あうん)となっています。
神門をくぐって境内へすすむと、厳かな気分になり、なんとなく背筋がピーンとしてきました。
境内はよく清められており、国道沿いにあるのに静寂で緑が豊か。清々しい空気感です。
心地良い風を感じながら、拝殿で参拝をしました。
拝殿、本殿の奥へすすむと、日本各地の有名な神社の摂社があり、たくさんの神々が祀られています。
「八百万の神の天照大神」、「学問の神菅原道真公」、「お稲荷さんこと稲荷神社」など
ひとつひとつの神社に参拝をしました。
須賀神社でお参りをすれば、小山にいながら日本で有名なさまざまな神社を参拝できます。
その際は、摂社のご祭神は誰なのか?須賀神社との関係性等に注目しながら、お参りをすると、いろいろな新たな発見ができて楽しいです。
また、たくさんのご祭神からご利益を授かれそうですね。
気になる須賀神社のご利益は
ご祭神は、素盞嗚命(スサノオノミコト)、大己貴命(オオアナムチノミコト)、誉田別命(ホムタノスメラミコト)の三神です。
気になる須賀神社のご利益ですが、病魔退散、農耕殖産守護、交通安全、厄除開運、縁結び、商売繁盛など、ご利益が盛だくさんですね。
とくに有名なのは「縁結び」で、特に「復縁」が注目されており「復縁神社」とも言われています。
元カレ、元カノとよりを戻したい!と願掛けをして、ご利益を授かり復縁できた!という声が広まり「復縁神社」と、呼ばれるようになったそうですね。
境内には、願掛けをした絵馬が数多く奉納されており、熱い思いが伝わってきます。
もし、心当たりのある方はぜひ、祈願をしてみてはいかがでしょうか。
絵馬やお守り、お札などは、隣接する「須賀神社会館」でいただくことができます。
なお、「祈祷」は常時受け付けています。
須賀神社の注目の行事
須賀神社には、初詣や節分、七五三などの年間行事がありますが、その中で最も有名な行事と言えば、毎年7月におこなわれる「祇園祭」ですね。
人々の平安と無病息災を祈る、由緒ある大祭です。
今回は、昨今のコロナ禍で4年振りに開催されて、かなり盛り上がりました。
日中は周辺で交通規制が敷かれ、街中に神輿行列が練り歩き、お囃子競演、よさこい踊りなど、見どころは盛りだくさんでした。
街中がお祭り一色となり、浴衣姿の人が行き交い、あちこちから聞こえるお囃子の音色が心地良く、いつまでも眺めていたい気分になりました。
小山市にお越しの際は、由緒ある「須賀神社」にぜひ、お立ち寄りください。
広い駐車場も完備しており、気軽に立ち寄れます。
そして、ご祭神のご利益を頂き、幸運を引き寄せてみてはいかがでしょうか。
須賀神社
住所:栃木県小山市宮本町1丁目2-4
アクセス:JR宇都宮線・両毛線・水戸線・東北新幹線「小山駅」より徒歩約10分
電 話:0285-22-0101
営業時間:8:00~17:00
駐 車 場:有り