JR間々田駅西口から徒歩2分。ご当地スーパーかましんの駐車場の隣、乙女公園の向かいにあるのは「ドラヤキワダヤ」。
ロゴ入りの大きなのれんとレンガ調の店構えがかわいらしく、入店まえから目を惹きます。お店の左側には3台分の駐車スペースも完備。電車でも車でもアクセスに便利な立地にあります。
モダンと伝統が絶妙に共存する店内
店内に足を踏み入れた瞬間、そこがどら焼き屋さんであることを忘れてしまいそうなほどモダンな雰囲気が広がります。大きな鹿の角や、レコード、古本など独特な空気を醸し出していますね。ドラえもんやタモリさんのイラストまで……見れば見るほどわくわくが膨らみます。
「ドラヤキワダヤ」がどら焼き専門店としてオープンしたのは2014年のこと。もともと和菓子屋「和田屋」として3代、100年続いてきた歴史があるんだそう。店内には「和田屋」と書かれた木箱が点在。その他にも、和菓子屋時代から愛用されていたであろう装飾品をいくつもみつけることができました。
老若男女誰もがハマるどら焼きがラインナップ
どら焼きは奥の棚にきれいに陳列されています。ユニークなイラストの包装紙や、アンティークなトレーもかわいらしい！私が伺った日には、期間限定の商品1品を含んだ全14種類のどら焼きが販売されていました。
期間限定商品は、年季の入った中央テーブルに並びます。
「ドラヤキワダヤ」一番のおすすめは「名物バタどら」。商品名に「名物」と入っていることからも、お店自慢の代表作であることがわかりますね。上品な甘さの小豆とバタークリームのコクを感じる逸品。粒あんはもちろん、こしあんバージョンも販売されているため好みによって選択できるのもうれしいポイント。
和菓子の定番小豆だけでなく、安納焼き芋、ずんだ、練乳ミルクを使った那須のミルクなど変わり種商品も多くラインナップ。毎月のように期間限定商品も登場しています。きっとだれもがハマる1品をみつけることができるでしょう。
どら焼きは全種類、手書きのPOPで魅力的なキャッチコピーで紹介されています。
マロンには「栗攻め！」安納焼き芋には「女子受けだけを狙いました」なんて、くすっと笑える見事なコピー。ついつい乗せられ全部買いたくなってしまうほど。
斬新なアイデアが楽しい！「季節限定商品」
2月の期間限定商品は「キット勝っドラ」。受験シーズンにちなんで、桜あんとチョコレートクリーム、そして大胆にキットカットを挟んだどら焼きなんだとか。きっと「サクラサク」ステキなゲン担ぎ商品です！
過去の期間限定商品にはショートケーキをイメージした「とちおとめの苺ショート」や「チョコミント」を挟んだどら焼きも販売されていました。季節にあわせて毎回斬新などら焼きを楽しむことができますね。
お店の雰囲気があふれるギフトボックス
「ドラヤキヤワダヤ」はギフトボックスもとっても魅力的！+110円で販売されているギフトボックスは、お店の雰囲気あふれる独特なイラストが描かれた包装紙で、手土産にしても映えること間違えなし！きっと会話も弾みます。
既に間々田ならではのお菓子として重宝されている「ドラヤキヤワダヤ」ですが、現在はオンラインショップでもどら焼きを販売中。遠方の方への贈り物としても喜ばれる1品です。
もちろん、ご自分で楽しむために購入するのもおすすめです。オンラインショップのホームページをひらくだけでもお店の雰囲気が伝わってくるので、ぜひ1度覗いてみてくださいね。
購入品をご紹介します！
今回は「春の香り桜バター」「粒粒栗入りマロン」「ほろにがコーヒー」の3品を購入。
紙袋にはかわいらしいイラストのスタンプが押されていました。スタンプはいくつか種類があるんだそう。どんなスタンプが押されているかは、購入してからのお楽しみです。
さらに、どら焼きの品名が書かれているラベルも「ドラヤキワダヤ」オリジナル。店員さんがレジ台で1枚1枚丁寧にカットしている姿が印象的でした。商品の中身はもちろん、包装や外観にも繊細なこだわりが詰め込まれています。
さっそく開封！「桜バター」を半分に切ってみると見事な断面。さくらあんとバタークリームがぎっしりです。
1口頬張ると白あんベースのスッキリとした甘さにバタークリームの丁度いいコクが広がります。さくらあんをよくみると、刻んだ桜の葉の塩漬けが練り込まれていました。ほのかに塩味を感じます。POPに書かれた「香りとコクはロクシタン級」のキャッチコピー通り、春を口いっぱいに感じる味に大満足な商品でした。
続いて「マロン」を開封。今回はこども用に購入しました。手のひらサイズのどら焼きには、生地いっぱいに黄色い栗のペーストが塗られています。ペーストには細かく刻んだ栗も練り込まれ、ふんわりとした生地とも相性抜群！栗の甘さを感じます。
大人におすすめな「ほろにがコーヒー」も開封。甘すぎないコーヒーの風味がまるで洋菓子のよう。私のなかのどら焼きの概念が覆りました。夫にあげたところ、写真を撮る間もなくあっという間に完食されていしまいました……。
100年続いた伝統とモダンなアレンジが新鮮な「ドラヤキワダヤ」。昔から続くものや技術を今風にアレンジして伝えていこうとする姿勢がとってもステキで、伺う度に楽しい気分になれる場所。店名や店構えは変わっても変わらず地域に根付いた和菓子屋さん、もとい、どら焼き屋さんです。
ぜひ「ドラヤキヤワダヤ」で新しいどら焼きとの出会いをお楽しみください。
ドラヤキヤワダヤ
住所：栃木県小山市乙女3-30-27
アクセス：JR東北本線、湘南新宿ライン 間々田駅から徒歩約8分
駐車場：3台
営業時間：9:00-19:00
定休日：水曜日
