間々田駅から車で5分程度。
住宅街から少し離れた場所に、平日だけ営業しているパン屋さん「ベーカリーくわの実」があります。
このパン屋さんは、就労支援を行っている社会福祉法人つむぎが運営しています。
障害の軽重にかかわらず「元気で、楽しく力をあわせて、みんなで働く!」をモットーにするお店。
就労訓練の一環としてパンの製造・販売を行っているため、通常よりお手頃価格のパンを購入することができます。
イギリスパン・ラスクなど「くわの実ブランド」として、数多くの方々に愛される商品もたくさんあるとのこと。
この記事では、地域の方々からも愛されるパン屋さんを紹介します!
他にはないめずらしい商品も!毎日通いたくなるパン屋さん
お店の隣にある歯医者さんの駐車場も隣接しているため、全体的に広くて止めやすく、車での来店も安心です。
私が訪れた時間は、10時過ぎ。
開店してすぐだったこともあり、他にお客さんもおらず、駐車場も空いていました。
店先には、製造しているパンの種類が書かれた看板が置いてありました。
定番のクリームパンやカレーパンの他に、黒酢からあげといっためずらしいパンもあり、甘いパンから総菜パンまで20種類以上が販売されています。
新登場のチーズケーキも、気になりますね!
季節限定など定期的に品揃えも変えて工夫しているので、何度来店しても楽しめそう。
店内のすぐ目の前が作業場になっており、ガラス越しに多くの人がパン作りに勤しむ姿が目に入ります。
就労訓練一環とはいえ、ドイツ製石窯オーブンを使いこなす姿はパン職人のように手慣れていました。
これだけ懸命に作られているパンならきっと美味しいはず!と期待も高まります。
ドア横には自販機も置いてあるので、飲み物の購入もできます。
アイデアがぎっしり!一つ一つ心をこめて作られたパン
店内にはすでに多くのパンが並んでおり、何を買うか悩んでしまいます。
商品の棚には、パンについてイラスト付きの説明書きが貼ってありました。
説明文からは、従業員のパン作りへの想いが伝わってきます。
一つ一つ、アイデアを出し合ってパンを作っていると思うと、全部食べてみたくなりますね。
栃木県小山市ならではの人気ご当地キャラクターがパンになっちゃった!
アイデアが詰まったさまざまなパンの中でも、特に私が面白い!と思ったのが、ご当地キャラクターをモチーフにしたパン。
紹介するのは、栃木県のマスコットキャラクター「とちまるくん」をイメージしたパンです。
「スポレク“エコとちぎ”2011」にて県内のスポーツ&レクリエーションをPRするマスコットキャラクターとしてデビューした「とちまるくん」。
このパンを作るきっかけとなったのは、2022年に行われた栃木国体。
施設職員たちなどで結成されたダンスチームが出場することになり、応援の気持ちを込めて作られたパンだそうです。
ココア味の髪に、いちご味のほっぺ、中にチョコクリームが入ってます。
表情の再現だけでなく、味もおいしく仕上がっていますよ!
もう一つ紹介するのが、小山市のマスコットキャラクター「おやまくま」をイメージしたパン。
「おやまくま」は、なんと顔が「小山」の文字でできているキャラクター!
トレードマークとなっている顔の文字も、しっかりとパンで表現されています。
お店の看板商品としても有名で、カスタードクリームが詰まっていて子どもにも人気です。
おやまくまのパンは、ハンバーグを挟んだバージョンも販売されているので、甘いかしょっぱいか、その日の気分で選ぶことができます。
どちらも栃木県民に愛されるキャラクターなので、ついつい手が伸びてしまいますね。
こちらのカゴの中には、売れ残りなど消費期限が近いパンが格安で販売されています。
すぐに食べるのであれば、こちらの方がお買い得な上、フードロスにも貢献できて一石二鳥です。
すべて100円なので、いろいろな商品を試すのにもぴったり。
カゴにあったシュガーラスクは、日本財団主催の第6回「真心絶品」に認定された逸品でもあるので、お得な価格で味わうことができました。
子どもも大人もよろこぶ、かわいいご当地キャラクターが購入できる「ベーカリーくわの実」。
ぜひ一度、足を運んでみてください!
取材先:ベーカリーくわの実
住所:栃木県小山市西黒田299-7
アクセス:JR宇都宮線「間々田駅」車で約6分
営業時間:9時半~16時半
定休日:土日祝日
電話番号:0285-45-3700
駐車場:6台