変わり種自動販売機が注目される昨今、栃木県小山市でも以前、映えを意識したかわいらしいパフェ缶の自動販売機をご紹介しました。
しかし今回ご紹介するのは、昔ながらの外観が目を惹くお米の自動販売機。決して映えではないけれど、地域に密着しおいしいお米をお得に提供し続ける「米処いちばん館 西城南店」の魅力をお伝えしていきます。
小山市西城南に位置するその自動販売機は、隣接する同系色のスーパーの看板が大きく見逃されがち。それでも意識してみてみれば「米」の文字が道路からでもしっかり確認できますね。
少し古びたレトロな外観
外観は少し古びた印象で、ちゃんと使えるのか心配になってしまいましたが、実際に近づいて確認すると、自動販売機にはお米屋さんの店名と連絡先がしっかりと記載されていて一安心。信頼度があがります。隣には精米機もありました。
自動販売機で購入できる商品を確認
お米の自動販売機「米処いちばん館 西城南店」では、10kgのお米が4種類、価格は2000〜3000円程度。さらに5kgのお米が2種類。今回伺った際には、1350円と1490円のものがラインナップされていました。
「新米」と表示されているお米もあることから、定期的に品種を入れ替えているのかもしれないですね。
お米の自動販売機で実際にお米を購入してみましょう!
中央にある精算機にはお米の買い方の記載や、お金の投入口がありました。そして左右3種類ずつ購入できるお米が並んでいますね。それぞれお米の下には取り出し口があり、精算機にお金を投入してから、購入したいお米の番号のかかれたボタンを押すと取り出し口からお米が出てくる仕組みになっています。
飲料の自動販売機と変わらない販売スタイルでした。取り出し口は引き出し式になっており、丁寧に袋に入れられた状態で受け取ることが可能です。
購入したお米についてさっそく確認!
今回購入したお米は「とちぎの星 5kg」。価格は1350円でした。
商品に貼付されているシールを確認すると、精米時期は購入日の3日前(購入日1/29)。定期的に自動販売機の商品の補充や管理をされていることが覗えます。
お米と一緒に領収書も同封されているという親切さ。領収書があることで安心して経費で落とすこともできそうです(笑)。飲食店の仕入れ場所としても一役買ってくれますね!
今回購入した「とちぎの星」は、今上天皇の即位に際しておこなわれた大嘗祭(だいじょうさい・おおなめまつり)において、東日本代表として供納され一躍有名になった品種です。
大嘗祭では、新天皇即位の礼の儀式が終了した後に、国家や国民のための安寧や五穀豊穣に感謝して祈念する意味も込めて、天皇自らも供えられた穀物を食します。
「とちぎの星」は大嘗祭を機にメディアでも大きく取り上げられることとなり、全国から注文が殺到、関連商品である純米酒も一時品切れとなるまでに至るなど、人気と注目度の高い品種となっています。通常県内のスーパーで購入すると5kg1500円以上、ネット通販では2000円以上で販売されていることも。高級米といえますね。
そんな「とちぎの星」が「米処いちばん館 西城南店」では1350円で購入することができました。
「人件費と配送料を値引」「毎日特売中」24時間購入可能でとっても便利
自販機正面に書かれている「人件費と配送料を値引」「毎日特売中」の通り、スーパーやネット通販で買うよりも、お得にお米を購入することができそうです。また24時間営業していることも大切なポイントになってくるでしょう。
ぜひ一度自動販売機でお米を購入して、そのメリットや魅力を感じてみてくださいね!
米処いちばん館 西城南店
住所:栃木県小山市西城南4丁目1
アクセス:JR東北本線、両毛線、湘南新宿ライン 小山駅より徒歩約29分
TEL:0285-53-0304